社会のあり方の一例

飲み会に来ない新人を毎日無視してたら退職しやがったwwwwwww

上記の記事について、会社の規模や新人の詳細はわからないが俺はありだと思っている。このことは順を追って説明しなくてはならない。


まず、メーカーが下請けに対して仕事を発注する場合、仕事を遂行できる会社であれば発注先はどこでも良い。
大抵の場合、発注先というのはかなりの数があるので、メーカーの発注者は自分が一緒に仕事をして
気分がいいところを選ぶだろう。


例えば
Aという下請けは値段は安いが、対応は雑。
Bという下請けは仕事の質は高いが、いちいち文句言ったり、こちらの意向を無視したりしてやりづらい。
Cという下請けは値段そこそこ仕事の質もそこそこだが、こちらの意図を汲み取って柔軟に対応してくれたり細かく気を使ってくれる。
となれば、次回以降の仕事はCに頼もうと思うのが人情だろう。
また、下請けDと下請けEがあったとして、仕事も値段もほとんど変わらなかったとして
Dは接待ありで気の使い方も良い、Eは接待なしとなった場合、Dに仕事を頼むのも人情だろう。



次に下請けがメーカーと取引するとき当然顔を合わせるわけだが、この時お互いがその会社の顔となる。
当然失礼なことがあった場合は、その会社が失礼なことをしたと見られるわけだ。
立場としては当然メーカーのほうが上なわけなので、下請け側はどれだけメーカーに気に入られるかが肝になる。


ここで下請け側の新人を出すか出さないかというのは、下請け側としてはかなり難しい。
新人を出して下手な発言をされて、メーカー側の期限を損なうことは避けたい。となれば、新人を取引の場に出さないのは無難な選択である。
しかし、それではいつまで経っても新人を取引現場に出すことができないので、新人に経験をつませられない。



ではどうすればよいか。要するに取引現場で下手な発言をしないようにあらかじめ練習させればよい。
今回の上司からの誘いというのは正にそれである。断った新人は自分から練習を拒否しているのも同然である。
練習は誘われたところからすでに開始している。これを断ったということは即ち、取引先から誘われたときも断るであろうと思われても仕方ない。
ここで、「上司から誘われたら断るけど、取引先から誘われた場合は行きますよ」という人もいるだろうが
これは、「練習ではちゃんとやらないけど、本番ではできますよ」と言っているようなものだ。誰がその言葉を信用するだろうか。



少し話が変わる。
日本の労働基準法というのはかなり労働者側が有利になっていて、会社に大きな損害を与えたり
リストラしないと会社が倒産しかねない状況にならないと退職させることができない。
試用期間内であれば、試用期間終了後に能力が満たなかったとして切ることが可能だが、試用期間を過ぎてしまうと上記が適応される。
こうなると、会社に今後不利益をもたらすとわかっていても、実際に不利益をもたらすまで解雇できないのである。



さて、話をまとめよう。
この新人は、今回上司の誘いを断った。となれば、今後もし取引先に一緒に顔を出させてもいきなり誘いを断ったり、下手な発言をしかねない。
そういった会社に不利益をもたらしそうなやつには、予め仕事を与えないで+-0の状態にしたほうがマシということだ。(正確には給与払っている分マイナスだが解雇できない)



新人のあり方
会社に所属した新人のあり方は、まず上に言われた事をきっちりこなしていく。
それが理不尽であってもやり切る。必要であるならば相談する。そうやって実績を作っていく。
口先だけのやつはいらない。行動して結果を出したやつだけが認められる。




最後に
これはあくまでも一例であり、全ての会社がこれに当てはまるわけではない。ただし、資本主義の日本でこの例はかなり多いと思われる。
組織に所属する以上、こういう関係があるのは仕方がない。この図に当てはまりたくないのであれば人と極力関わらない仕事するしかないと思います。